トマト 種 育て方

トマトの育て方.com

トマト 種からの育て方

読了までの目安時間:約 8分

 

スポンサードリンク


トマトを種から育てるのも楽しみ(セルトレーを使用、間引き前)

 

 

トマトの苗からの栽培に少し慣れてくると、
種から選び育ててみるのも、面白いですし安価に育てられます。

 

種からであれば、お気に入りの品種や、
海外の珍しい品種を育てることもできます。

 

苗では市販されていない品種を育てたい時や、
広い畑でたくさんのトマト栽培をしたい時には、
種からの栽培がおすすめです。

 

[トマト 種からの育て方]

 

 

■栽培環境

 

トマトの種まきは、温暖地でも、
まだ寒さの残る3月初旬~4月下旬頃が適期です。
定植予定日の約2ヶ月前に種をまく計算になります。

 

外はまだ気温が充分に上がっていないので、室内で管理します。
昼間は日当たりの良い窓辺に置き、
窓から離れた暗い場所に移動させます。

 

エアコンなど暖房器具の熱風が直接当たる場所は、
乾燥しやすく温度差が激しいので避けましょう。

 

トマトの種は、加温したり簡易的なビニールハウスなどで育てれば
2月中旬頃から種まきし育苗することができます。

>>トマト いつから育てられる?

 

 

■種の準備

 

種は乾燥している状態で保存されています。

一昼夜水に浸すなどして、
水分を含ませると発芽しやすい状態になります。

 

 

■種まき

 

トマトの種まきのは、
主に以下の3通りの方法があります。

 

 

ポットに直接種をまいて間引きをしています

 

 

1.ポットに直接種をまく
いちばん手軽な方法は、
3号~4号サイズのポットに直接種をまく方法です。

 

ポットに種まき用の用土を入れ、

そこに種を2粒~3粒まき、ごく薄く土をかぶせます。

 

上から水を与えると、種が流れてしまうことがあるので、
ポットの底面から吸水させるようにします。

 

複数の種から発芽したら、
途中で間引きをして1本にします。

 

2.連結ポットに種をまきポット上げする
直径4cmほどのプラスチック製のポットが、
連結されているもの(セルトレー)を利用します。

 

 

Cell tray (1)
セルトレー C)菜園ライフ

 

 

種まき用の用土を入れて、そこに種をまきます。

大きいポットとは違い、種は1つのポットに1粒にします。
種の上にかける土はごく薄くするようにし、
水は、底面から吸水させるようにします。

 

発芽して3枚目の本葉が見えてきたら、
3号~4号のポットに1株ずつ植え替えます。

 

3.芽出しをしてポットに植える
海外から入ってきた品種などによっては、
発芽率が安定せず、やや悪い時があります。

 

連結ポットに1粒ずつ種をまいても、
芽が出るかどうか確実に分からない場合は、
芽出しをしてから連結ポットに植えると良いでしょう。

 

湿らせた脱脂綿やキッチンペーパーの上に、
種が重ならないように置きます。

 

キッチンペーパーごと、
穴のあいていない容器やビニール袋に入れておきます。

 

日々、種をチェックし、種から根が少し出ていたら移植します。
移植する場所は、連結ポットでも3号~4号ポットでも良いです。

 

ポットの中に種まき用の用土を入れてあらかじめ湿らせておき、
中心に根が出た状態の種を置きます。

 

上からごく薄く土で覆います。
根が出たばかりの種は繊細なので大切に扱います。

 

 

■加温

 

トマトの種の発芽温度は20~30度くらいです。
種まきの適期の頃は、まだ20度に満たないことが多いので、
管理はほぼ全て室内で行います。

 

昼間は日当たりの良い窓辺に置いて光を浴びせます。
日が暮れてくると、窓の近くは温度が下がりやすいので、
離れた場所に移動させます。

 

この時、必ず暗い場所に移動させるか、
容器の中に入れて蓋をし、暗い環境を作ってあげます。

 

加温の方法は色々ありますが、一番簡単なのはビニールをかぶせたり、
発泡スチロールの箱に入れるなどです。

 

温度が足りない場合は、育苗器や加温器を使用します。

 

 

kaonnki2

家庭用発芽育苗器 C)菜園ライフ

 

 

■水やり

 

発芽するまでは用土があまり乾かないように管理します。
上から勢いよく水をかけると、種が流れ出ることがあるので、
そっと水をかけるか、底面から吸水させるのが良いです。

 

ある程度苗として生長するまでは、底面吸水が安心です。
本葉が数枚出て、株がしっかりしてきたら、上から水を与えます。
土の表面が乾いたら水やりするようにします。

 

 


トマトの発芽

 

 

■間引き

 

1つのポットに複数の種をまいた場合は、発芽したら間引きを行います。
発芽したものの中から、一番生育のよいものを選び、あとは間引きます。

 

間引くものを引き抜いても良いですが、
まだ根が弱く、残す芽まで一緒に抜けることがあります。

 

残す芽の株元を指で軽く押さえて、他の芽を引き抜くのがコツです。
あるいは、間引く芽を引き抜かず、
株元近くで切る方法でも間引きをしたことになります。

 

 

tomato13
このくらいの株になったら定植します

 

 

■定植

 

一段目の花芽が確認できたら定植適期です。
品種にもよりますが、草丈約が30cm~35cmくらいが良苗です。
>>楽天市場でトマトのお勧め種と苗を見てみる

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


スポンサードリンク

 

タグ :  

トマト 種からの育て方

この記事に関連する記事一覧

■人気の記事!